乳児健診の際に赤ちゃんの股関節の動きが固いと、開排制限の疑いがあるので経過観察しましょう、抱っこ紐やおむつの使い方に注意しましょう、と言われることがあります。健診より前に、おむつ換えや洋服を着せるときの脚の開きにくさや左右差から、股関節の固さに気づくこともあります。おすわりの時に片脚が立て膝になったり、ずりばいやハイハイの脚の使い方に差が出たり、動きのバランスが悪いな、と感じることもあります。
小児カイロでは
抱っこ紐やおむつの使い方だけでなく、お母さんのお腹の中にいたときの体勢や産まれる際の身体への負担によってサブラクセーション(脊柱の機能上の問題)が生じ、股関節が緊張して動かしづらくなることがあります。小児カイロの臨床では、股関節以外のアプローチで赤ちゃんの股関節の固さが改善するケースが多くあります。向き癖とも大きく関係しています。 股関節の動きの早期改善はその後の股関節の発達や運動能力の発達に大切です。左右差だけでなく、両脚をピンと伸ばして身体全体に緊張があるような場合もぜひご相談ください。