右脚と左脚を交互に動かして移動できるようになるのが「ハイハイ」です。 ハイハイができるようになる前に、うつ伏せの状態でお腹を床につけたまま赤ちゃんが腕や脚を使いほふく前進のように進んでいく「ずりばい」があります。その状態から手、膝、足先をつかって胴体を支えられるようになるとハイハイに変化し、さらに体幹の筋肉が発達することで上半身を持ち上げて二本脚でたてるようになります。ここに十分なバランス感覚が養われることで歩行に繋がります。
小児カイロでは
赤ちゃんが「ずりばい」や「ハイハイ」をするときに注意してみて頂きたいのが、片脚や片腕を引きずる状態で動いている時や片脚を立てていたり、まっすぐに進めないなどの左右の動きの違いです。すでに歩き回っているお子さんであれば、腕の振り方や脚の運びに左右差がないか注目してみてください。左右差が大きい場合、小児カイロでは肩や骨盤、股関節の動きに何か不具合がないか、脳と身体の神経伝達に問題がないかを確認します。医師が様子見で「大丈夫です」という場合も、小児カイロプラクターの視点からは、将来の運動機能や感覚機能のより良い発達のために手助けできることが多くあります。「ずりばい、ハイハイ、歩行」は背ぼねのS字カーブを作っていく大事な時期です。お子さんの動きが少し気になるかも、というときはぜひご相談ください。