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No.062 思春期の無気力について

思春期に急に元気がなくなったり、何事にも無気力になったりすることがありますよね。「何もしたくない。学校に行きたくない。食欲もない。面白くない。」と「~ない」ばかり口にして、しんどそうにしている10代のお話は時々聞きます。

1、身体の変化と脳の未発達(生物学的要因)

ホルモンバランスの劇的な変化により、性ホルモンの分泌が急増し、自律神経が乱れやすくなります。身体がだるい、朝起きられないといった肉体的な疲労感が、そのまま「何もしたくない」という無気力につながります。

それから、感情や理性をコントロールし、意欲を生み出す脳の前頭葉は20歳ころまで発達が続くと言われていますが、10代ではまだ未成熟なため、なかなか感情のコントロールができません。一方で、不安やイライラを感じる扁桃体は思春期に急成長するため、感情は高ぶるのに、それをうまく処理して行動に移す脳の機能が追い付かないというギャップが生じ、無気力に陥りやすくなります。

2、急激な環境変化と「燃え尽き」(心理的要因)

思春期は親よりも友人の評価が重要になりがちです。スクールカースト、SNSでのつながり、同調圧力など、大人が想像する以上に「他人の目」に気を張っています。この人間関係の維持にエネルギーを使い果たし、家で無気力になってしまうというケースはよくあります。

4起立性調節障害(OD)などの体調不良

自律神経の乱れから、朝に血圧が上がらず、強いだるさや頭痛・めまいを引き起こす「起立性調節障害」という病気があります。これは、本人の気合いや根性のような気持ちの問題ではなく、純粋な身体の病気です。ですが、周囲から怠けているように誤解され、それが心的ストレスになる二次被害にもなっています。

このような思春期のお子様がいる場合、まずは焦って無理に事情を聞き出そうとしないことが大切です。原因を突き止めようとして、問い詰めたりすると、逆にお子さんがしんどい思いをされるかもしれません。そっとしておきながら、受け止める体制を整えていきましょう。もしかして、自分でも何が起きているのかよく分からないのかもしれません。ですので、一緒に考えようと提案してみるのも良いと思います。

カイロプラクティックのアジャストメントは、脊柱のサブラクゼーションを取り除き、その結果脊柱が整うと、自律神経の働きが改善し、それにより呼吸が深くなり、脳への血流を促すことができます。結果として、無気力な状態から元気を取り戻す一つのきっかけになります。


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