例年と比べ中学受験を控えているお子様の来院が増えたなと感じる2022年。
どうしても勉強に集中してしまうと姿勢が前のめりになりがち。
頭が必要以上前にかたむいてしまうと、首肩に負担がかかり結果として肩こりや頭痛など様々な“症状”として表れてきてしまいます!
お子様の勉強姿勢には少し気をつけていただけるといいかなと思います。
そして最近多くなっているのが、ランドセルが重い故の肩こり。
昭和・平成時代と比べるとランドセルの大きさが変化していることにお気づきでしょうか?
教科書のサイズは年々大きくなり、タブレットを持ち歩く学校も珍しくないとか。
また、「教科書発行の現状と課題(2017年度版)」によると、学習指導要領の改定やユニバーサルデザインの追求によるレイアウトの工夫などの影響で教科書のページが大幅に増えたとされています。しかし、ページ数とともにその内容もわかりやすく、学びやすいものになっているため、教科書を手放すことはできません。
では、どのくらいの量がランドセルに入っているのでしょうか?
荷物のみの平均の重さは以下の通りです。
小学校1年生・・・3.6kg
小学校2年生・・・4.1kg
小学校3年生・・・4.7kg
小学校4年生・・・5.0kg
小学校5年生・・・5.2kg
小学校6年生・・・5.4kg
平均・・・4.7kg
ランドセル本体が約1.3kgなので合計にして約6kgの重さを日々背負っているというわけです。
大人でも6kgを毎日背負って通勤するというのは、なかなか酷な話。
従来よりもさらにランドセルの背負い方や選び方が重要になってきます。
- 肩ベルトのクッションがしっかり効いているか。
- 肩ベルトとランドセル本体を繋ぐ「背カン」がお子様の動きに対応できているか。
- クッションの張り具合や触れ心地はお子さんに合っているか。
数多くの種類が販売されているランドセルですが、店頭で品物や価格を見ただけで決めてしまわず、実際に使うお子様に背負ってもらい、体に最も合ったものを選ぶことが大切になります。
また、重たいランドセルを毎日背負うことで姿勢が崩れてしまうというのは勿体無いです。定期的にカイロプラクティックのアジャストメントを受けることで、姿勢が崩れることを未然に防ぎ、毎日元気に外を駆け回り、勉学に勤しむ最高の小学校生活を過ごしてもらえれば嬉しいです。
【参考文献】
一般社団法人 日本鞄協会 ランドセル工業会
執筆:
高橋 宏翼 DC,
コネクト・カイロプラクティック ファミリー・オフィス
https://cchirodc.com