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No.015 健康管理こそ最も身近なSDGs

SDGsという言葉を目にする機会が随分増えてきました。SDGsとは”Sustainable Develoment Goals”「持続可能な発展目標」のことを指します。2015年に国連サミットで採択され、2030年までに達成するために掲げられた地球規模の目標です。

長い目で見た時にそのやり方で数十年、数百年、あるいはその先まで持続していくことが可能なのかどうかが、これからの世界において、経済・教育・生活・食…などあらゆる活動に対しての評価の基軸となります。このSDGsの視点はヘルスケアにおいても重要です。

例えば、熱が出た時に解熱剤を服用すると熱は下がって楽になりますが、人体は発熱することで病原体に抵抗しているわけですから、身体が本来求めていることとは相反する状態が起こります。また、ウイルスが怖いからとなんでも消毒や除菌を徹底すると、病原体に対しての抵抗力が備わらず災害時など清潔な環境が無くなった時に他の人よりも体調を崩しやすくなるかもしれません。

症状を抑えるだけの対症療法も必要な場合はありますが、身体には自然治癒力や免疫力といった元来備わっている能力(カイロプラクティックではイネイトインテリジェンスと呼びます)があります。それを尊重することこそ持続可能なヘルスケアだと考えます。

免疫力さえ高めればどんな疾患でも治るなどということはありませんが、身体が本来備えている機能を信頼、尊重せずに、身体にとって不自然で何かしら無理や負荷が掛かることを継続していくといつかどこかでツケが回ってくることも起こりえます。気づいた時には手遅れということだって珍しくありません。

加えて、自身の健康は自身だけに関わるものではありません。良い方向にも、悪い方向にもご家族やお仕事、そして広い視野でみると社会システムにも影響を及ぼします。

こども達世代の未来の為にも日々の活動でのSDGs、そして持続可能なヘルスケアシステムや社会の為にも、まずはもっとも身近でコントロールのきく自身の健康の持続可能性を意識した選択を日々心掛けましょう。

参照:

外務省 JAPAN SDGs action platform

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html

溝渕知秀 D.C.
オーツリーカイロプラクティック/高知
https://otreechiro.com

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