夜中に突然叫んだり泣いたりする発作的な行動が特徴です。本人は翌朝には覚えていないことがほとんどです。4~7歳児に多く発症し、通常は思春期までに自然に治まりますが、まれに成人まで続くこともあります。
原因ははっきりしていませんが、脳の覚醒システムの未熟さやストレス、睡眠不足、発熱、騒音、遺伝的要因、ADHDや無呼吸症候群などとの関連が指摘されています。発作は睡眠の前半に多く見られ、無理に起こすとかえって混乱や攻撃的行動が強まる可能性があるため、見守る姿勢が基本です。
軽度の夜驚症であれば睡眠環境の整備や生活リズムの改善が有効ですが、重症例では薬物治療が検討されることもあります。
小児カイロでは
カイロプラクティックケアによる発作の緩和や解消が報告されています。交感神経優位な状態で発症しやすいため、アジャストメントによって身体の緊張緩和や睡眠の質改善を促し、自律神経機能の正常化を目指します。